熱電対の測定原理
 熱電対とは2種類の異なった金属導線の両端を接続し、その両端に温度差を与えるとその回路に熱起電流が流れる現象を利用したものです。温度センサーとして使用する際は、片側の温度を測定する場所に設置し、もう一方を計測器に接続することで発生した電流を電圧として測定し温度に換算します。
熱電対の種類
工業用として用いられる熱電対は規格化され、JIS    1602に制定されています。
種類 構成材料 特徴
B Pt−30Rh 870℃〜1700℃までの酸化性または不活性雰囲気に適する
Pt−6Rh
R Pt−13Rh 0℃〜1480℃までの酸化性または
不活性雰囲気に適する

なお白金系の熱電対は金属保護管に
直接挿入するのは不適
Pt
S Pt−10Rh
Pt
N Ni14.2−Cr1.4Si K熱電対よりも高温での耐酸化性を
向上させたもの
Ni4.4Si−0.15Mg
K

Ni−10Cr 工業用熱電対として最も広く用いられ
ている熱電対で、耐熱性が高い
Ni−2Al−2Mu−1Si
E Ni−10Cr 熱電対としては起電力の特性が
最も高いことが特徴
Cu−45Ni
J 99.5Fe 還元性雰囲気中での使用に適し、工業用
にはK熱電対についでよく使用される
Cu−45Ni
T Cu 精度が高く電気抵抗が弱いので、比較的
低温の測定に広く使用される
Cu−45Ni
温度に対する許容差
種類 測定温度 階級 特徴
B 600℃〜1700℃ 0.5級 ±4℃または測定温度の±0.5%
R 0℃〜1600℃ 0.25級 ±1.5℃または測定温度の±0.25%
S
N -40℃〜1000℃ クラス1
(旧 0.4級)
±1.5℃または測定温度の±0.4%
-40℃〜1200℃ クラス2
(旧 0.8級)
±2.5℃または測定温度の±0.8%
K 0℃〜1000℃ クラス1
(旧 0.4級)
±1.5℃または測定温度の±0.4%
0℃〜1200℃ クラス2
(旧 0.75級)
±2.5℃または測定温度の±0.75%
E 0℃〜800℃ クラス1
(旧 0.4級)
±1.5℃または測定温度の±0.4%
0℃〜800℃ クラス2
(旧 0.75級)
±2.5℃または測定温度の±0.75%
J 0℃〜750℃ クラス1
(旧 0.4級)
±1.5℃または測定温度の±0.4%
0℃〜750℃ クラス2
(旧 0.75級)
±2.5℃または測定温度の±0.75%
T 0℃〜350℃ クラス1
(旧 0.4級)
±1.5℃または測定温度の±0.4%
0℃〜350℃ クラス2
(旧 0.75級)
±2.5℃または測定温度の±0.75%

また、上記に加えてJIS規格にない熱電対(タングステン-レニウム、クロメル-金・鉄、プラチネルなど)も扱っています。
 
  熱電対規準熱起電力表
 

  

  

  

  

  

  

  

  

  
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